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『A-“R”ex』

あの夏の暑い日 泣きはらした目でお堀を見ながら
「もう青年館まで くることはないんだろうな」と語りあった日。
・・・いるじゃん!みんな(爆)
そうなんです。私たちみんなオギーが好き(笑)


月組の「アレックス」を見てきました。
いえ 月組のでは ないですね。
あさこちゃんと かなみちゃんと きりやんと タキさんの。

見る人によって それぞれ自分に重ねて見られる作品でした。
「1+1=2」なんだと 押し付けないオギーのファンである私には 
とってもいい作品でした。

あさこちゃんファンにとっては あさこちゃんの宝塚人生と
シンクロさせる話。

トップスターとは 王になり 大王になり
誰もが認める 神に近くなると
卒業です。

ファンには 淋しいけれど それだけ孤独なんでしょうね。
だから神話が残る。


「知ってる」
「それも 知ってる」
あさこちゃんの口癖。

照れ隠しの裏返しだと思う その言葉を セリフに入れこんで
しまえる 演出家オギーは どれだけの愛をもって
生徒を見つめているんでしょう。


「こんなところに来たくなかった?」
「ここにこなければ 君に会えなかった」

「理由のないことなんてない」

あさこちゃんを取り巻く状況を見てきた 見守ることしかできなかった
ファンには ありがたい言葉ですよね。

私にとっても 違う意味で 心に重くのしかかってきた言葉です。
転勤族の妻として そう思わなければやっていけない日々もありました。


惜しむらくは 下級生のコーラスかな。
がんばってはいました。
ただ 「蜘蛛女のキス」での アンサンブルを見てしまったあとでは
いかんせん 弱すぎる。
せっかくの歌詞なのに 字幕が欲しい~!と思ってしまいました。

勝利の女神ニケ。(かなみちゃん)
彼女がそばにいつづけるかぎり 彼(主役)は勝ち続ける。

翼を与えたつもりが 翼をもがれてしまった女神。
私にとってのニケは 誰なんだろう?
彼にとって 私はニケになりえているんだろうか?
by kamakuracom | 2008-01-12 23:44 | 観劇
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